世の中には人を楽しませたり、デザインやサービスで人や社会を豊かにしたりする人がいます。無いんだったら、つくればいい。
そんな一言で素晴らしいサービスやデザインを生み出すクリエイティブディレクター、宮田人司さんにお話を伺いました。
VATE:宮田さんは小さい頃、将来どんなことをしたいと思われていましたか?
僕、三人兄弟で末っ子なんですよ。一番上の兄はチェリストなんですけど、すぐ上がギタリストで。かっこいいギターを弾く人でしたね。
VATE:ではお兄さんの影響でギターを?
いや、兄貴は自分でギターをやっているので、ベースをやれと(笑)。
VATE:どんな音楽をされていたんですか?
普通、中学生くらいだとポップスだとか、そんなのをやりそうですけど、「これをコピーしろ。」って最初に渡されたのがスタンリー・クラークのレコードで「ジャーニー・トゥ・ラヴ」って言ったかな。
VATE:いきなりそんなの渡されてどう思われました?
すげーかっこいいなって思ったんですよ。
VATE:でもいきなりコピーって言われても。
そうなんです。どうやって弾いてるのか全然わからないし、iPadもYoutubeもないし(笑)。レコードをテープに録音して、こんな風にやってるんじゃないかって想像してコピーしてましたよね。
VATE:忍耐が必要な作業ですね。
でもやり始めたらけっこう楽しくなちゃって。
VATE:将来は音楽方面に行こうと?
楽器は楽しかったんですが、絵を描くのも好きだったので、絵か音楽かどっちかの道に進めたら面白いかなって考えてたんですよね。