隠岐國学習センター センター長 豊田 庄吾さん
vol.30 2014.01.06
幸せな社会を育てる。
隠岐國学習センター センター長
豊田 庄吾さん

VATE:まさに日本が抱えてる少子高齢化、人口減少の最先端モデルですよね。実際にしんどくはありませんか?

 

もちろんけっこう苦しいことはありますよ。いろいろなストレスが溜まるし、いろんなことを言われたりもするんですけど、僕がなぜ頑張れてるかというと、自分の故郷のことがあるんですよね。いま僕がここで頑張って、いいモデルを作ることが出来たら、故郷、大牟田の人間が言い訳しなくなるんじゃないかなと思っていて。

 

VATE:言い訳、ですか。

 

東京や大阪でいいモデルを作っても地方の人って言い訳しちゃうんですよ。「こっちは人がいねぇんだ」とか、「若者が出て行ってる。」だとか。「じっちゃんばあちゃんしか残ってない」「企業誘致できない」「大学もない」とかね。いま挙げたことは、この島に全部あるんです。完全に当てはまっている。だからこの島で、いや出来るじゃないですか、みたいなものを作れたら大牟田の人は言い訳できなくなると思うし、絶対言い訳させたくないんです。

 

VATE:故郷への想いが現在の豊田さんの原動力になっているんですね。

 

そういう意味でいま頑張っているのは故郷のためにストレートに繋がっているんじゃないか、自分の故郷の為にもなってるんじゃないかと思えます。そういう意識が強いので頑張れているんじゃないかな。大きな資本が入らなくても、あそこがやれるんだったら俺らも頑張らんといかんよねとか、そうなるといいなと思っています。日本の地域の人が「言い訳できないモデル」を作っていきたい。

 

VATE:ぜひこれからも頑張って下さい。私もこれからの社会のために自分は何が出来るのか考えていきたいと思います。ありがとうございました。