VATE:良かったですねぇ。そのウィル・シードというのはどんな会社なんですか?
企業研修として体感型教育プログラムを提供してる会社で、企業だけではなく、学校教育の現場でも活動している会社だったんです。
VATE:豊田さんがずっと頭の中にあった教育の会社じゃないですか。
そうなんです。教育系の仕事をしようとは当時、思ってなかったんですが、本当に偶然、たまたまウィル・シードが僕を拾ってくれたんですね。
VATE:幸運な出来事ですね。では教育の現場に出られていったんですか?
最初はリクルートの時の経験もあったので会社のホームページを作ったりしていましたが、30代前半・リクルート出身、となると企業研修講師としてはうってつけなんですね。ウィル・シードの講師として非常にいいポテンシャルがあるからちょっと講師をやってみないか、という話になったんです。
VATE:なるほど。
それで企業研修の前に、まず学校に行って練習しましょうという事になったんですね。学校で経験を積んで、春からは新入社員研修を大人向きにやりましょうと。コンテンツが一緒だからという事でね。それで学校デビューしたら、もう・・・ドハマりしてしまった。
VATE:あははは。ドハマりですか(笑)。
これだ!これだ!みたいなね。
VATE:これがやりたかった事だと。
それから今日まではもう一気に繋がってくるんですが、ウィル・シードに入って3年、4年経つうちに、自分の中にハッキリと出てきたキーワードが「地域×教育」だったんです。教育という手段を用いて、地域を元気にするという事をもう一生やってくんだなあと。もう確固たる、どんなに時代が変わっても、具体的にやること自体は変わるかもしれないけれど、大きな軸はコレだと思いましたね。
VATE:今まで考えておられた事が結実したんですね。
思えば、それまでは地域×○○、みたいな○○の部分は結構変化してきたんですよね。インターネットだったり、広告代理店的なものかなと考えていた時期もあったし。