VATE:友達同士でやるメリット,デメリットって何だと思います?
ズバリ聞きますね(笑)。
まずメリットは信頼です。それとどんな人間であるかを知っていることですかね。そのことで先に分かることってありますね。あと、世代が同じであることかな。デメリットといえばメリットがデメリットになります。例えば信頼してると頼っちゃうので、それが頼られる方からすればもちろん労力を使います。
VATE:なるほど。
で、逆に気をつかっちゃうんですけど、反対に気を使われる方からすると嫌ですよね。そこらへんはシビアというかなんというか…。普通の会社であれば互いに好き勝手に言える部分とか、割り切って考えるじゃないですか。僕らの場合は気を使いあう方ではあると思います。ぼくは好き勝手に言ってるけど(笑)。迷惑かけてるかも。
VATE:さきほども言いましたが、友人同士で仕事というのは大変な事の方が多い気がしますが。
確かに友人同士での仕事っていうのは非常に難しい環境であることは間違いないでしょうね。ただ、僕らに限って言えば、先に問題になりそうなことは互いに会話して感じ取っている部分があることと、それぞれ役が違うところもあるのでみなばらばらな仕事な時があります。もちろん互いにぶつかることはありますが、それは仕事上の話なので当然だという意識は最初からあるので仲は良いですね。金銭的なトラブルとかの話とかで心配されることがあるんですが、そのあたりは問題ないですよ。
VATE:そう言い切れちゃうところがすごいですね。
もともとそんなに儲けていないから言えるんですけどね(笑)。というか、金銭的なトラブルなんてあり得ないですね。ショーモナイですよ、そういうのは。会社にいても、もめる場合とかあるじゃないですか。そういのが友人同士だったらどうなるのか?ということをあらかじめ予測してこういう場合はこうしようって話し合っておけばいいんですよ。そりゃ決めても決まらないことだってありますけど、そういう会話があれば後々問題にならないことが多いですね。
VATE:金銭面だけじゃなく、こういう仕事はしたくない、とかってありませんか?
僕らが最初にスタートした時に話し合っていたのは、みなここが全てではなく、各人が思うことを強調することです。なので、誰かがあーいう仕事をしたいとか、転職してみたいとか、結婚するので離れますってことは遠慮しないようにしようってことでした。ということは全くすべてが消える可能性もあるし、ずーっと残っていくかもしれないんですね。
VATE:うーん、でもそれじゃあ先行き不安になっちゃいませんか?
いや、僕らは前向きでいきますよ。もう既にFHAMSを離れた仲間もいますが、彼は嫌でここを離れたのではなく、本人が人生の中で違う道を選択したかったからです。だからみな止めはしなかったです。それに本人は前向きですから。
VATE:なるほど。それは素晴らしいことですね。
ただ、離れた人の代わりになる人間はいないと思っています。だからその人の力を自分で補うか、誰かを雇って補うまでだと考えています。僕はと言えばここでできる限りのことをやらないと面白くないのでしばらくやっていきます。