居心地の良いお店ってありますよね。御料理がよかったり、スタッフのサービスがよかったり。空間そのものがよかったり。
僕がよくいくお店もそんな居心地のよいお店です。そんなお店はどんな人が創っているんだろう?
今回はFHAMSの福本さんにお話を伺いました。
VATE:福本さんは学生時代、将来何をしようと思っていましたか?
小学校の頃は実家がちょうど建て替えたのでその時に現場を毎日見てました。で、大工さんに憧れてました。
VATE:はは。かわいいですね。
高校の時は本田学園(ホンダの専門学校)に行って整備士になってからカーデザイナーとかになろうとか思ってました。
VATE:なぜ本田学園だったんですか?
バカだったからだと思います(笑)。当時は車とバイクしか頭になかったのと、本田宗一郎ファンでしたので。
でも親に反対されて大学受験をすることになりました。
VATE:大学はどんなところを受験されたんですか。
大学受験を考えた時にまた建築という2文字が目に入り、こっちも面白そうだと思いました。この頃は建築家になりたいとかではなかったんですが、建築について考えることが好きでした。
VATE:それで大学はどこへ行かれたんでしょう?
大阪産業大学の工学部の環境デザイン学科です。でもあまりにも面白くなくてまた大学受験の勉強を再開しはじめたときに「建築家ってやっぱすごいわぁ」って思ってきました。
VATE:どういった辺りがおもしろくなかったんですか?
大学受験の時はほんとは大阪芸大へ行きたくて、受けたところはこれまた見事に全部合格したんですよ。大阪産大だけは専願でしたので行かなくてはいけないハメになりました。大阪産大は総合大学でしたし、やはり工学部なのでデザインスタディをする場はありませんでした。