VATE:なにかが見えた?

 

300人の拠点メンバーがパラダイムチェンジしてやりきったら、「地方の活性化」にもつながる!という一本の光の道筋がみえちゃったんです。

 

VATE:力強い道筋ですね。

 

しかも役員が鬼のような方でブレない。決めたことをまず現場にきちんと浸透してやりきる。これほどやりがいのある時期はありませんでしたね。

 

VATE:その後リクルートをやめてリスクのある起業を選ばれたのはなぜでしょう?

 

リクルートは非常にエキサイティングな職場でしたが、50や60になっても長居できる職場ではなかった。新入社員時代にいつかは独り立ちするもんだと思ったんです。

 

VATE:最初から意識されていたんですね。

 

6年にして名物役員と仕事や新規事業、組織の変革期に携わったり、エキサイティングな経験を早くできたので割り切って出ることができました。

 

VATE:でも起業はリスキーですよね?

 

リスキー?何も考えてないのでリスキーという認識がなかったですね(笑)。

 

VATE:起業して何をしようと思われたんですか?

 

具体的に何をしようと決めていたわけではないです。昔から「マッチングで化学反応をおこす媒介役」「女性の自立支援」がテーマであったのとリクルート時代に「決断するヒト(経営者)」と仕事をする面白さを感じたので女性社長の支援をしよう!くらいの感覚でした。

 

VATE:特に準備もされずに辞められて、どうされたんですか?

 

1ヵ月だけぷらぷらしました。会社員時代の垢を流そうと、座禅しに京都へ2週間いったり。

 

VATE:戻ってからはなにを?

 

会う人会う人に「ヒアリングさせてください!」と伝えて、どんどんお話を聞かせてもらうところから始めました。

 

VATE:収入のあてはなしですよね?

 

貯蓄が少しありましたし、会社員時代に将来の事務所利用としてマンションをローンで購入してましたので、事務所を借りる必要がなかったんです。