VATE：将来、物理の方に行きたいとは考えなかったんですか？

 

大学は卒業できなかったんですよ。さすがにあの時のノリでは卒業できなかったですね。６年いってたんですけど。

 

VATE：6年は長いですね。

 

６年目はまる一年いってなくて、休学してました。

 

VATE：何をしていたんですか？

 

音楽ですね。その時は音楽に没頭してました。

 

VATE：しかし、そうするとまた親と衝突しませんでした？

 

それはもうエライことでしたよ（笑）。でも、その時に「決めた」んですね。

そこぐらいですね、決めたのって。人生での決断。決断とは呼ばないのかもしれないけど。

 

VATE：ジャズを本格的にやりはじめたのはいつからですか？

 

大学の5回生ぐらいの時からだと思います。大阪音大のとある人と仲良くなって、そこからけっこうやってました。月に２０～２５本とかストリートをやったりしてました。小さいビリヤード場みたいなところで演奏させてくれって言ってやったりとか。

 

VATE：大学生活を６年でやめて、その頃には音楽でやっていくと？

 

そうですね。卒業は無理やな、と思ったんですよ。研究の労力ってすごかったんで、音楽をやめて研究するか、どちらか、という感じだったんですけど、音楽とっちゃったんですよねえ。

 

VATE：でも実際のところ、音楽で食べるのは大変じゃないですか？

 

うーん、あんまり深くは考えなかったですね。いつ死んでもええわぐらいの感じで（笑）。それに、そんな事よりは音楽を探究したい気持ちの方が強かったんですね。

 

VATE：ストリートライブの場所はどうやってみつけるんですか？

 

誰かがいい場所あるぞって見つけてくるんですよ。苦情が出ないようなところで。

とりあえず演奏したかったんです。人がいないとこでもやってましたし。

 

VATE：人がいないとこでやる意味ないんでは・・。

 

車の中でもやってましたよ。 ハイエースの後ろにドラムセット組んだりして。