VATE:それは偉いですね。でも親から何もいわれませんでした?
そりゃ言われますよ(笑)。「おまえなんてヤツは勘当や!」みたいなんもありつつ、何とかすり抜けていたんですね。
VATE:馬場さんの飄々としている様子からは想像できないですね。
その一連の事件が全然こたえてなくて(笑)。
VATE:ジャズとの出会いを教えて下さい。
高校2年からギターを習いはじめてですね、その時の先生にいろいろな音楽を聴かせてもらったんです。その中にジャズがあった。
VATE:それでジャズに目覚めた?
そんなことは全然なくて。大学時代は軽音楽部でジャズをやって、それとは別にハードコアみたいなパンク色の強いバンドをやってたんです。
VATE:そうなんですか。そこでもやっぱりダイブ?
ですね。あんまり盛り上がらない時なんかは、ベースのやつが脱ぎだしたりして。
VATE:痛いですね(笑)。
ですね(笑)。
VATE:ちなみに大学での学部は?
理学部です。物理学科。
VATE:じゃあまわりには将来そういう世界にいきたい人たちが?
沢山いましたねぇ。教授とかもすごい人がいましたね。変わってるな~っていう感じの人が。自分も変わってるなと当時までは思っていたんですけど、もっといっぱいいましたね。
VATE:そうなんですか。
その時に、個性とかみたいなのは最低限でいいんじゃないかって思いましたね。
というか、最低限で個性って表現できるんだなって思うようになりました。
VATE:最低限で?
もし自分が何もしてなくても、ただ、ぼーっと立ってるだけでも自分という個はあるわけで。だから無理して何かしなくてもいいと思うようになりました。中学の時は勉強するのであれば、めっちゃできなあかんみたいな妙なプレッシャーがあったんです。どこか飛び抜けるために頑張る、みたいな。
でも大学に入ってから、それをしなくなりましたね。あまりにいっぱいいろんな人がいて。