ギタリスト 西野やすしさん
vol.04 2002.03.01
ブルース、ジョン・レノン
ギタリスト
西野 やすしさん

Discography

ジョン・レノンは最も人間らしい、人間の弱さを露出している人

VATE:ジョン・レノンみたいな生き方をしたいと思われて、入られた音楽の道。

振り返られてどうですか。その当時の思いをいま達成されていると思いますか。

 

ジョン・レノンっていう人は反逆精神を持っていた人だと思う。反逆精神の中で輝いていたというかね。今は何だか平和のシンボルみたいな事で言われてるけど、自分はあの人のそういう反逆精神みたいなところに惹かれてたから。

なんだか、あの人を神様みたいに言う人がいるけど、神様でもなんでもないよ、あの人は。最も人間らしい、人間の弱さを露出している人。それがすごく好きだった。すごくロックしてる人って事でね。そういう反逆する時期をもう超えてしまったけど、とにかく結果なんてまだ出てないから、その質問には何とも言えないな。

 

VATE:今なにかテーマというか、目標みたいなものはありますか?

 

自分のテーマは「術道」。「術」というのは技術の事で、音楽でいうとギターを弾く技術だし、空手でいうと人を倒す技術。音楽にしても空手にしても、術だけが発達するっていうのはすごく危険なことなんだね。ギターを弾く技術だけが高まっても人に感動を与えるようなものにはならないし、空手にしても術だけが発達するとものすごく危険な存在になる。やはりそこには「道」という精神面がついてこないと。そのバランスっていうのは永遠の課題で、それを「押忍の精神」というんだけど、自分なりの「押忍の精神」を音楽の中で長く続けていくっていうことやね。

 

VATE:やっぱりやり続けるってことが大切なんですね。

 

そう。「昔やってました。」なんていうのは何にもならない。問題なのはずっとやり続けてるってこと。上手いか下手か、強いか弱いか、なんていうそんな低次元な話はどうでもいい。一生やり続けるってことが一番大切なことなんだと思う。

 

VATE:最後になりますが、今後の活動などについて教えて頂けますか。

 

いまは「talikng about」っていうバンドもやっていて、天西ブルースラインでやらない事をtalking aboutでやっていきたい。長年やってきて「やっぱりこいつらや。」と思えるようなヤツとやれてるから、そういうヤツらと一緒にやりたい事をやっていきたいね。オリジナルなんかもどんどんやっていきたいと思ってる。

 

VATE:期待してます。長々とインタビューさせて頂き、ありがとうございました。

西野さんの語りには虚飾のない、常に自信をもって前進し続ける強さと乱暴な言い回しの中にも

大きな優しさをかいまみれた気がしました。

 

 

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