コピーライターでありながら、山で本屋をやっている?!そんな方のお話はぜひ1度聞いてみたいですよね。今回はコピーライターとして数々の有名なお仕事をされながら、数年前から山で本屋を営まれているコピーライターの渡辺さんに今までのいきさつについて、お話をお伺いしました。
VATE:渡辺さんが将来の仕事のことを意識され始めたのはいつくらいですか?
高校2年生です。
VATE:そんな明確に覚えられているんですか!
大学を選ぶ時に高校の進路指導の先生が「大学は偏差値で選ぶのではなくやりたいことを定めた上で、そこに近づける大学を探した方がいい。」って言ってくれて。それを鵜呑みにしたというか、僕は何がしたいんだろうって考え始めたんですね。
VATE:なるほど。
いろんな職業ガイドを読んだんですけど、全然ピンとこなくて。当時、総武線という千葉の電車で通学してたんですが、帰りの電車で当時は珍しかったポスタージャックをしていたんです。ペプシコーラがマイケル・ジャクソンとタイアップしてデンジャラスっていうアルバムのツアーのチケットが当たるみたいな。
VATE:ポスタージャックって今は割とよく見かけますよね。
当時はすごく珍しくて。僕はマイケルが大好きだったんで単純にすげえと思って。もう車両全部がデンジャラスのジャケットのアートワークで埋め尽くされていて。
VATE:それは迫力がありそうですね。
20分ぐらい電車に乗るんですけど、船橋駅で降りた時にはもうこういう事がやりたいんじゃないかと(笑)。
VATE:電車に乗ってピンと来ちゃったんですね。
そうですね。それで広告を自分の目標にしようと思いました。