フォトジャーナリスト 江原一禎さん
vol.20 2006.09.01
夢を実現する手段。
フォトジャーナリスト
江原 一禎さん

VATE:江原さんは現在、仕事以外になにか自分で写真を撮られてますか?

 

現在、世界各国から内戦など様々な理由でカナダのトロントに難民として逃れて来た方々の生い立ちと、ここトロントでの彼らの新しい生活の様子をドキュメンタリーに収める計画を妻のリアナと共に行っています。

 

VATE:それも興味深いですね。今後はどんなものを撮っていきたいですか?

 

何かの折に触れて自分にいろんな意味で感動を与えて下さった方々を撮影していきたいと思っています。

 

VATE:江原さんの夢とは何ですか?

 

私の夢は一言で言うと、自分の持てる能力を生かし、社会の向上に貢献できるような人間になることです。

具体的にある現在の構想は、妻と共に様々な困難に直面しつつも常にポジティブな生き方をしている人々を発掘し、妻の書くジャーナルと私の撮る写真を組み合わせドキュメンタリー作品を作っていくことです。そして、見て頂いた方に何か良い影響を与えることができるようなものをプロデュースしていきたい願っています。

 

VATE:なるほど。

 

またそれと平行し、取材を通して出会った人々、読者の皆さん、その他多くの方々をつなげるネットワークの構築も自分たちの活動を通して行うことができればと考えています。例えば、どこかである人が何か素晴らしいことを始めようとしているとします。ただ、その人が実際にそれを軌道に載せるには、ある助けが必要だとします。そこでそれをネットーワークに属するメンバーに配信し、メンバー同士で知恵を出し合い、互いに助けあいながらお互いがより良く成長していけるようなそのようなそんなグループを構築していく。これが私たち二人の将来的な大きい夢です。そして、写真は今の私にとってそんな夢を実現のものにするための手段です。

 

VATE:今後の活動もとても楽しみにしています。ありがとうございました!