毎日目に触れ、使っている「言葉」。何気なく目にする言葉には人々を大きく動かす力が宿っています。今回はコピーライターとして一貫して「言葉」をご自身の中心に据え、未来を考えてこられたコピーライターの原田さんにこれまでから、今に至る道のりについてお話をお伺いしました。
VATE:原田さんが将来の仕事を考え始められたのはいつ頃からですか?
遡ると中学生まで行くんですけど、元々僕は音楽が好きで。
VATE:では音楽で飯を食っていこうと?
多くの少年少女がそうであるように、音楽で生きていけたらいいなと夢想してましたね。
VATE:実際に音楽活動をなさっていたんですか?
高校生の時はバンドを3つぐらいやってましたね。というか、高校時代はもうほぼバンドしかやってなかったです(笑)。
VATE:では本気で職業にされようとしていた?
そうなんですけどね、文化祭を経験して自分は音楽で食っていけるだけの才能はないなっていうのにも気付いてしまったんですね。
VATE:それでどうされたんですか?
だからといって何をしたらいいかも見つからなかったんですよ。うわーこれどうしようって思って。
VATE:やりたいことを見つけるって大変ですよね。
ですよね。なので、いろいろ本を読み出したんですね。いわゆる文学とか哲学とか。それで人文系って面白そうだなってちょっと思い始めて。それで大学には行くんですけど、就職活動をする時にやっぱり音楽は無理でも映像とか、何かを表現することには関わりたいなと。