VATE:ではそれで電通の入社試験を受けられたわけですか。
それがですね、受ける前にリクルートの試験を受けたんですよね。その時に面接してもらった方に「何故イベントの裏方なんだ?」って言われたんですよ。それで僕はラグビーも大したことなかったし、文章とかの才能があるわけでもないし、ボク自身は人に感動を与えるなんて出来ないと。だから裏方で活躍しようと思っているという事をその面接官に言ったんですよ。
VATE:なるほど,それで?
そしたら言われましたね。「なんだ、オマエは。」って。22歳かそこらでそんなことを言ってるのか、とね。やりもしないで無理だと決めつけているのか、と言われました。その方は無名企業を探して大企業に育て上げるというような事をされている方で、年商2億ぐらいの会社を500億ぐらいの企業に育て上げるお手伝いをされたり、っていう方だったんですよ。もう憧れちゃいましたね。
VATE:じゃあその方に憧れて、というか導かれてリクルートに入社されたわけですか?
うまく騙されちゃったね(笑)。いや、冗談ですよ。なので電通受ける前にリクルートに決めたんです。
VATE:リクルートに入られてからはどうだったんですか?
そりゃもう、僕も無名企業探してましたよ(笑)。
VATE:ははは。入社されてからっていうのはどういう事をされてましたか?
やはり学生達には就職っていう社会に向き合える機会を作っていくわけですから、そこに関わる人たちに感動してもらいたいんですよ。だから有名企業なんてどうでもよくて、無名でも頑張ってる魅力的な企業っていうのをどんどん応援してましたね。よりその会社の本質を学生にわかってもらえるような演出を考えてましたよ。