教育が変われば世界は変わる。教育を通じてより良い世の中へと取り組まれ、注目を集めている方がおられます。
今回は株式会社ウィル・シード代表取締役社長 船橋さんにお話を伺いました。
VATE:船橋さんは学生時代、将来どのようなことをされたいと思っていましたか?
私の両親は敬虔なクリスチャンで、幼い頃から「人のために生きなさい」「社会のいろんな側面をみなさい」と言われていました。父親が商社マンで高校までアルゼンチンとブラジルに住んでいたのですが、スラム街などにもよく連れていかれ、いろんな境遇の人たちを見てきました。ですから、自然と将来は社会のためになる仕事をしてきたいと考えていましたね。
VATE:スラム街ですか。危なそうですね。
確かにそういうところもあります。ですが、中にはきれいなスラム街などもあるんですよ。
VATE:えっそうなんですか。
ええ。実際にそういった体験をしないと間違った固定観念がついてしまいますが、真実とは異なることが多々ありますね。
VATE:その後、日本に帰国され上智大学へ。
海外の大学と環境がずいぶん違うと思いますが、その点は如何でしたか?
日本の大学に進学して、一番疑問に思ったのは海外だと友人同士でまじめな話を自由にするのに、国際派で知られる上智大学でも真面目に語りあうのを恥ずかしがるような傾向にありました。同世代との意識にギャップを感じていました。
VATE:日本人はやはりシャイなんでしょうか。
そうですね。ただ、シャイという一言ではすまされない、ある種の無関心さを感じたことも事実です。