フォトグラファー 赤木正和さん
vol.15 2004.06.01
蒼く限りなきブルー
フォトグラファー
赤木 正和さん

「夢想わねば、夢かなわず」

VATE:私たちの認識も高めていかなくてはなりませんね。

赤木さんはやりたいことに対して、誠実に取り組んでこられたと思うのですが実現のためには何が大切だと思われますか。

 

自分がやりたいと思うことに真剣に取り組むこと。「夢想わねば、夢かなわず」という言葉好きです。夢を夢のままで終わらせないためにはまず夢見る。ずっと想っているとなぜか実現しますね。またやっている人が少ない分野ゆえ専門誌の仕事を継続してやっていると、それが一般誌や新聞などにも繋がっていく感じですね。ともかく今の僕にとって人脈や友といえる人がいちばん大事な財産といえます。

 

VATE:最後になりますが、赤木さんのこれからの活動、夢を聞かせて下さい。

 

映像は自分自身の中でさらなる進化を遂げたものを作りこみたいと思っていますし、デジタルハイビジョンを利用したインパクトあるものをやりたい。写真は水中だからできないといった逃げに入らないで、思いつく効果をもたせた作品を作りこんでみたいと思っています。

僕のライフワークと言うか今後も追いつづけたいと考えているのは「黒潮」なんですが、日本沿岸を取り巻く環境を訴えられるようなことを小さな一歩づつでもやっていきたいなと考えています。日本の沿岸は水産資源に関しては唯一自給できる資源として残せそうな気がします。今やるべきことをやっておけば、次世代でちゃんと食べられる蛋白源の確保ができるはずです。そうするためにも、僕が見たり聞いたりしてきていることを少しでも多くの人に伝えたい。まず狙うは大手新聞の連載ですね。やりたいと思っていればきっとチャンスは巡ってくると信じてます。夢は夢のまま終わらせず、毎日見ていればちょっとづつ現実に近づくはずです。

 

VATE:ありがとうございました!今後も頑張ってください。