VATE:NYの方は?
NYは遊びがてら、自分のホームページのカードを置かせてもらっただけなんです。でも、けっこう見てくれてたみたいなんですが、なにしろカードに書いた自分のメールアドレスが間違ってたみたいで、誰からも連絡がなかった(あたりまえ!)。
VATE:それはイタイですね。
この前もパーティーで自分のホームページのアドレスを間違えたカードを配るし、本当自分が嫌になる!!という感じで、いつもハプニングがついてくる。だから東京の営業も大変でした。
VATE:東京ではどんなハプニングがあったんですか?
夜、友だちの家に泊めてもらおうと思ったら、その友だちが携帯のお金を払ってなくて、電話がつながらなかった。
仕方ないのでカプセルホテルに泊まろうと思ったら、女の子はお断りと言われ、行くところがなくなっちゃったんです。
VATE:それでどうされたんです?
雨の中泣きながら歩いてると、すごくきれいなホテルがあったので、「あ~、ここのトイレで寝よう。」と思って、朝まで便座に座っておねむ。次の朝、本当におしりが痛い。痛い。なので接骨院に行って、そこでも少し寝かせてもらってと。本当にヘトヘトでした。
VATE:なんだか想像もつかないハプニングですね。便座で寝るって初めて聞きました(笑)。
ところで、今まで一度もイラストレーターという仕事を投げ出したい!などと思われた事はなかったですか?
いままで続けてこられた理由ってなんだと思いますか?
辞めようと思ったことはないです。それはつまり、私はイラストレーター以外なんの取り柄も無い女なので、であります。掃除は出来ない、洗濯も食事も作れない、人間として生きていけないくらい。一応、生物学的に人間というだけで、イラストという職業を取ってしまったらもう人間としても生きて行けないからです。
VATE:でも仕事が忙しくなったり、スランプになったりすると考えてしまいませんか?
毎日徹夜が続いた時はさすがに何のために働いてるかわからなくなって、自殺したいと思うけど、私の体はなんと丈夫!!ビクともしないんですね。それから仕事ばかりの人生は嫌だと思って作品をつくりはじめたんです。イラストを描くことは自分を表現することでもあるし。