VATE:実際に経済学部に入学されて如何でしたか。
入ってからびっくりしました。経済学って数学なんですよ。数学苦手で…(笑)。
でもなんとか講義についていくうちに、なんとなく経済とか金融に興味を持ち出しまして、気がついたら「銀行行きたい」って思うようになってました。
VATE:間違いから入ってしまわれた経済学部ですが、
就職される時には銀行員を目指されていたんですから、不思議ですよね。
銀行員になるために何か勉強はされていましたか?
特に何をどうしたということはありませんが、大学の講義は常に1番前で聞いてましたね。友達の家で徹夜で麻雀するときとかは、かばんに枕を入れてました。友達の家で寝てしまうと起きそうもないので、朝6時ごろ教室の一番前にごろっと横になって寝ていると教授が起こしてくれるので(笑)。なんか途中からは意地になって講義に出ていましたね。今の世の中とは違って就職はいくらでもあった時代ですから勉強している学生は少なかったですね。結構変人扱いされてました(笑)
VATE:就職は銀行に決められたんですよね。銀行ではどんなことを担当されたんですか?
銀行員時代は融資課にいました。もっとも銀行自体は一年で辞めたのでほとんど役に立ちませんでしたが。そのあと現在の職業である税理士の試験を受けることになりました。
VATE:銀行に一年しかおられなかったのは何故なんでしょう?
なぜ銀行を辞められたんですか?
当時の銀行の姿勢に疑問を感じたと言えばかっこいいんですが、実際はサラリーマンが性に合わないんだと思います。自分で考えて顧客のためにどうしたらいいか、あるいは部下や家族にとって何がいいのか、行動してしまうタイプなので、残っていたとしても、上司と対立してクビになっていたでしょうね。結局、今の職業が自分には適応していると思います。世間では自由業とか言われていますが、自由な意思で行動できるという意味ではそうなのかもしれません。