税理士さんというのは一体どんなことをされているんでしょう?知ってるようで知らない、税理士さんの社会的使命とは?
今回は税理士として、また経営者としてご活躍中の富村さんにお話を伺いました。
VATE:富村さんは学生時代、将来はなにをしようと思われていましたか?
銀行員になろうと思っていました。バブルの入り口だったので、当時は花形産業でした。今では考えられないですが…。
VATE:銀行員になろうと思われていたのは何故ですか?
花形だから、という以外でなにか理由はありましたか?
実を言うと本当は社会科の教師になりたかったんですよ。
大学の受験も教育大が本線でした。ところが当時の共通一次試験後の2次試験日を間違えまして…。浪人したら真面目に勉強するとも思えなかったので、そのまま経済学部へ(笑)。
VATE:試験日を間違えるとはまたイージーな(笑)。
そうなんですよ。試験日の朝に祖父が「お前の受ける大学の入試問題が新聞に出てるけど」と聞かされたときは一瞬頭が混乱して、とりあえずその日は祖父には黙ってもらって、親には「行ってきます」と言って喫茶店でなんて説明したらいいか、コーヒー5,6杯おかわりしながら机に頭ぶつけてました。
VATE:で,結局ご両親には何て説明されたんですか?
正直に話したら大爆笑してましたね。この親にして…という気がしました(笑)。
最初の人生の転機でしたね。まさに転ぶといった感じですね。結果的にそれが良かったと思っています。それに今から思えば、とてもとても教師という職業はできなかったと思います。生徒を「ポカ」ってやって今頃クビになっていたことでしょう。熱血教師がウケた時代は遥か彼方といった世相もどうかと思いますが…。